御布施について
御布施とは葬儀や法要の際、施主が僧侶に渡す謝礼の事だと思われていますが、本来の意味は、僧侶は法要を営むことによって法施を施し、遺族はこれに対して感謝の気持ちを込めて御礼として渡すものであることを理解しなくてはなりません。
お寺側は商売ではないので費用という考えがありません。金額を尋ねると「お気持ちで結構です」と言われるのはこのためです。

◆御布施の全国平均
御布施の金額の目安として、統計上の数字として相場をご紹介します。
●平成22年10月発表の日本消費者協会の調査では御布施の全国平均は514,456円となっています。
読経、戒名料等の金額の平均が50万円程度という結果になっています。
※ただし、これは平均値ですので、20万円だったという方から100万円以上渡したという方もいらっしゃるかもしれません。また、菩提寺等の決まったお寺がある場合は地域やお寺とのお付き合いの度合いなどにより異なります。まずはご住職にお伺いをたてましょう。
決まったお寺がない方
菩提寺等のお寺とお付き合いの無い方や、お付き合いがあっても遠方でお越しいただけない方のために、ご希望の宗旨宗派のお寺様をご紹介いたします。
(浄土真宗・浄土宗・曹洞宗・臨済宗・真言宗・天台宗・日蓮宗など)
※御布施の金額につきましては、事前に各お寺様と協議し、明確に金額をさだめております。また葬儀後、法事などの法要に対してもきちんと対応してくださるのでご安心ください。
決まったお寺がある方
菩提寺が地方で葬儀に来ることができない場合など菩提寺様の許可を頂いてからであればご紹介は可能です。
その場合、葬儀は俗名で行い、納骨で菩提寺に伺った際に戒名を頂くケースと、FAX等で菩提寺様から戒名を取り寄せ、葬儀に間に合わせるケースがあります。
どちらの場合も御布施は俗名(生前のお名前)の金額になります。
各宗派による戒名・法名については⇒戒名について
をご覧ください。

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