2009.05.05
何でお葬式をするの?〜A
お葬式、4つの意味 「お葬式」とは、一般に、葬儀会場に人を集めて行う葬儀のことを」言いますが、臨終の看取りから、枕机、納棺、通夜、葬儀、火葬、納骨までのプロセス全体えお「お葬式」とも言います
何でお葬式をするの?A
お葬式をしてみて ―良かったこと
●お葬式では父の友人の方々に声をかけていただいた。私の知らなかった父の一面を
知ることができ、また本当にたくさんの方に来ていただいて良かったと思う。
●お葬式で、涙を流していた友人の方がとても多く、息子の短い一生も無駄じゃなか
ったんだということを感じた。
●お坊さんを呼ぶかどうか、家族の中で意見が分かれた。最終的にはお坊さんにお経
を読んでもらったが、父がお浄土に行ったことが実感できて、とてもよかったと思
う。
●祖母は高齢で、もう友人も少なくなっていたので、内々でお葬式をあげた。最後の
お別れをじっくりできて良かった。
●妻の葬儀で喪主のあいさつをする時涙が溢れ出し、しゃべれなくなってしまった。
その時、参列の方から「がんばれ」という声をいただいて、もっと涙が止まらなく
なった。これからも、みなさんが支えて下さるんだと感じ、とてもありがたい気持
ちでいっぱいになった。
お葬式をしてみて ―後悔したこと
●父が死んで、家族だけでお葬式をしようとしたら、親類の猛反対にあって、結局、
普通のお葬儀になってしまった。
●身内だけでお別れをしたかったので、家族葬をしたが、後で妻の友人の方に「最
後にちゃんとお別れをしたかった」と言われ、申し訳ないと思った。
●宗教を信じていないので無宗教でお葬式をしたが、それが原因で納骨の時菩提寺
ともめてしまった。
●母の遺言でお葬式をしなかったのだが、どこかすっきりとしなくて、後になって
お寺さんにお経を読んでもらった。初めからちゃんとお葬式をすればよかったと
思っている。
●内々でお葬式をする予定だったが、お葬式の予定の情報が広まってしまったらし
く、たくさんの参列者が来てしまった。予定外のことだったので、対応に追われ
てしまい、慌ててしまった。
社会の変化とお葬式のあり方 ―お葬式の歴史
お葬式のかたちは、時代とともに変化してきました。
日本では長い間、「野辺おくり」というかたちで、死者を弔ってきました。
僧侶にお経を読んでもらった後、村中の人が列をなして、村はずれの墓地まで棺を運び、土葬するというお弔いです。戦後すぐくらいまでは、全国どこへ行ってもこの「野辺おくり」を見ることができたものです。戦後、火葬が普及しはじめると、墓地まで棺を運ぶ必要がなくなり、自宅ですべての儀式を行うようになります。この頃、お葬式は隣組の人達の協力なしに行うことができない儀式でした。しかし、高度経済成長の時代になると、次第に近所づきあいが希薄になり、すべて隣組に仕切ってもらうことが難しくなります。
こうした中で、葬儀社に依頼する人が増え、専門家がお葬式をとり仕切るようになります。さらに住宅の小規模が進み、日本家屋が減ってくる中で、自宅でのお葬式が難しくなり、会館でお葬式を行うようになります。こうしてお葬式のかたちは変化してきましたが、お葬式の意味は今も昔も変わりません。
お葬式には4つの大切な意味があります。一見、非合理的なものと見られがちなお葬式ですが、その中には先人の智恵がつまっているのです。
何でお葬式をするの?【 @/A 】
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