2009.11.07
葬儀の種類について
葬儀には色々な種類があります。各葬儀の形式などをまとめました。
葬儀の種類・形式
葬儀と告別式
本来「葬儀」と「告別式」は別のものになります。
「葬儀」は、故人の冥福を祈って遺族や近親者によって行われる宗教的な儀式です。
「告別式」は、友人や知人が故人と最後のお別れをする儀式です。
以前から、「葬儀」と「告別式」は一連で行われるようになっています。
また最近では、葬儀よりも通夜の方が会葬者が多くなるという逆転現象も増えてきていますので、通夜の時に告別式を行えるようなことも今後は考えられるかもしれませんね・・・・。
葬儀と告別式をもっと詳しく知りたいかたは⇒こちら

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火葬・直葬
葬儀を行う事には法的に義務はありませんので、葬儀をしないことも可能です。
葬儀をしない場合も、亡くなった場所からの搬送・納棺・安置・死亡診断書の提出と火葬埋葬許可書の取得と火葬が必要になり費用もかかります。
この場合、身内だけで火葬に臨みますが、火葬時に僧侶にお経をあげていただくことも出来ます。このような火葬のみの葬儀を「直葬」と呼ぶこともあります。
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社葬・個人葬
会社の社長や会長などが亡くなった時や、社員が殉職した時などに会社が主催して行う葬儀が「社葬」です。
これに対して、会社ではなく遺族が主催して行う一般的な葬儀が「個人葬」です。
遺族と会社が合同で行う場合は「合同葬」といいます。
また、葬儀は会社以外の団体が主催することもあります。
これらを総称して「団体葬」といいます。
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家族葬と密葬
「密葬」と「家族葬」はどちらも主に親族や親しい者だけで行う葬儀ですが別のものになります。
「密葬」は「本葬」とセットで行う葬儀です。個人が有名であったり、社葬など多くの会葬者がいる場合には、まず親族や親しい者だけで行うことがありますが、これを「密葬」と呼びます。
そして後日、一般の参列者を招いた「本葬」を行うのが一般ですが、最近では故人や遺族の意向により「密葬」のみを行うケースも多くなっています。
これに対して「家族葬」は単独で行う葬儀です。
生前の本人をよく知る人(家族や親しい友人)だけで葬儀をしたいという希望が出てきて、その支持を集めているのが「家族葬」です。
通常は、通夜も親族・友人中心に行い、親しい者だけで気兼ねすることなく行えるので、本人をよく知る人だけで、ゆっくりと別れる時間をもち、親密に送る事ができる葬儀と言えます。しかし、葬儀には社会的な意味もありますので、他の方々のことも考えて決めましょう。「家族葬」を行う場合、会葬者だけでなく他の方々へも失礼のないようにお知らせをして、弔問・供花・香典などの辞退をする必要があります。
また、葬儀後に参列できなかった方々から、焼香をさせて欲しいという連絡がたくさんあるかもしれないことを考えておきましょう。この「家族葬」は新しい用語ですから厳密な定義がありません。
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仏式葬儀・キリスト教葬儀・神式葬儀
「葬儀」はどの宗教で行うかによって「仏式葬儀」、「キリスト教葬儀」、「神式葬儀」など様々な形式があります。また、創価学会は僧侶なしの「同志葬(友人葬)」を行います。各新興宗教にもそれぞれの形式があります。
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市民葬・区民葬(自治体葬・規格葬)
各種の自治体が、提供している低価格で簡単な葬儀です。
しかし、一般に福祉ではなく補助金がでているわけではありません。
自治体自身が施行を行う所もありますが、大抵は提携している一般の葬儀社が施行します。亡くなった方か喪主が自治体に住んでいる場合に行え、葬儀を行える場所は自宅もしくは公民館や集会所などの公共の場所に限られ、一般の民営の式場では行えない場合がほとんどです。
無宗教葬・偲ぶ会(お別れ会)・ホテル葬
葬儀には宗教儀礼が伴うことが一般的です。
それは人の死という悲しい事態において、死者(の霊)を人知を超えたものに委ねる思い、死者(の霊)のあの世での幸せを祈る気持ちがあるからです。
最近一部ではありますが、「無宗教」の葬儀が行われるようになってきました。
宗教者も招かずに、宗教色を抜いた自由な発想で行う葬儀を総称して「無宗教葬」と呼びます。葬儀というよりも、告別式や追悼式というべき形式です。
無宗教葬を行う場合に大切なこと・・・皆様の送る気持ちを表現する!!
形式ばる必要はありませんから、遺族や参列者の故人を送る気持ちを何かで表現したりと送る気持ちを大切にすることだと思います。故人様の生前をよくご存知の方が短く送る言葉をささげたり、お孫さんが歌を歌ったり、故人の好きだった音楽にしばらく耳を傾けたりとお送りする方法はさまざです。
無宗教葬をして困ること・・・それはむしろお葬式が終わった後です。
仏教では仏壇があったり、四十九日があったりしますが、無宗教には定まった方式がありません。そこで遺族の方は弔い方で迷ってしまい、このことで苦しむ方もいます。そこで無宗教であっても、日本の喪の習慣を積極的に採用したらどうでしょうか?
お坊さんがいなくても、四十九日や一周忌には関係者が集まって故人様との思い出を語りる会をもちます。無宗教葬は自由ですから、習慣としていいもの、慣れてるものを採用する自由もあるのです。お葬儀の場でも無宗教だから献花という考えを捨て、皆様の慣れ親しんだお焼香でお別れしてもいいのです。
今まで慣れ親しんだ方式もこだわらずに採用するということであれば、皆様も戸惑わずに弔うということに気持ちを集中できるのではないでしょうか。
無宗教で行う告別式を一般に「偲ぶ会」「お別れ会」「友人葬」などと呼びます。
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偲ぶ会(お別れ会)ホテル葬をもっと詳しく知りたいかたは⇒こちら

骨葬
葬儀の順序は、一般的には通夜・葬儀・告別式・出棺・火葬となっています。
地域によっては葬儀・告別式を行う前に先に火葬をしてしまう地域もあります。
通夜を行い、翌朝に出棺して火葬をし、午後から葬儀・告別式を行い、終わると墓地に行き納骨という流れが一般的です。
葬儀・告別式を遺体ではなく遺骨を前にして行うので「骨葬」と言います。
骨葬地域であったのが東京方式の影響で遺体葬形態に変わることがある一方、骨葬が見直されています。つまり、死亡直後は家族だけで密葬にして火葬を済ませておき、時間をあけて遺骨でもって本葬、葬儀・告別式、あるいはお別れの会を行うという方式で。
自然葬・散骨・樹木葬
海や川、山、宇宙などに散骨を行って自然にかえすことを「自然葬」と呼びます。
通常の葬儀を行ってから、遺骨の一部を、簡単な儀式と共に散骨することが多いようです。散骨は、扱いのある葬儀社を通して依頼することができます。
葬儀の後で、直接散骨専門の業者に依頼することもできます。
樹木の生い茂る森の中に、樹木を植えたりして埋葬することを「樹木葬」と呼びます。「樹木葬」行えるのはあくまでも墓地として登録された場所です。
「樹木葬」は葬儀というよりも遺骨を埋葬する墓地の種類です。
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自由葬・音楽葬
従来の葬儀の形式にこだわらずに自由な発想で行う葬儀を「自由葬」、「プロデュース葬」と呼びます。無宗教で行う場合もありますし、そうでない場合もあります。
生演奏やCDなどによって音楽を「献奏」するような、音楽を重視した葬儀を「音楽葬」と呼びます。
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生前葬
本人が生きているうちに行う葬儀で、お世話になった人に自分で直接お別れをいう事ができます。まだ故人となる前の人が主催し、自分自身の葬儀をあらかじめ行っておくもので、自分がまだ生きているうちに「お世話になった人にお礼を言いたい」「自分の決めた内容で葬儀を行いたい」という気持ちから行われます。
「生前葬」を人生の一区切りにして、新しい生活を送ろうと考える人もいます。
無宗教の「お別れ会」の形式の場合と、宗教的な葬儀を行う場合があります。
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最近では
お花の一日葬 も増えています。
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